ハネムーン 29 パリ

海鮮レストランは、大体どれかはすぐ分かる。店先に山の様に貝が積まれ、スタッフがせっせと貝を開いているからだ、僕らは店に入り、完全にアウェー感を実感した。スタッフがイラチで英語も話せない僕らに明らかにイライラした態度をとっていた。奥にジョルジュの知り合いらしきオーナーがいたが、他の客の相手で忙しそうだった。仕方なくこのイライラおやじに注文しなければならないのだ。明らかに、地元の人しか来ないこの店に、僕らは見合っていなかった。何しにきたんだ?とからかうような空気で注文を聞きにくるが、待ってまだ決まって無いと突っぱねた。イライラおやじのイライラはマックスで行ったり来たり、「まだ決まってないのか?」バカにしたような笑いもかけてくる。。。このやり取りが数回行われ、僕は席を立ち『ミッチ!出よう』というと、何言ってるの?紹介されたんだからダメだよ、せっかく来たんだし、カキだけでも注文して食べよう。お腹へったら他で食べたらいいやん、と言う。。。。文章にすると、オブラードに包まれてこの怒りは伝わらないのが残念だなぁ、、、僕は、基本あまり怒る事をやめているのだが(実はとても短気で単細胞)さすがにこのおやじホンマに許せん!!!!『コラー!おっさん!おもてでんかー!!あんま舐めとるとシバキ倒すぞ!』と叫んで、イライラおやじの胸ぐらを掴み、表へ引っ張りだして、正座させて『おっさん、それでサービス業やってるつもりか?!オレはいっこも気持ちよくなかったし、はっきり言ってその接客は0点や!もしオレ等が日本人やから、軽くあしらっとるかも分からへんけど、おっさんそういう考え方自体が、アンタのレベルの低さをよーく表しとんじゃ!外の世界も知らんくせに、ただ排他的に物事を考えてしょーもないのーーーー!!!!!!大体オレはカキそんな食べたないんじゃー。』と説教だ
と、妄想してる横で、ミッチは真剣にメニューと格闘している。僕のイライラを察知して、でも注文出来ない自分たちにも反省して、一生懸命メニューを指差しイライラおやじに注文している。ミッチが聖母に見えた、おーなんと慈悲深いお方。このイライラおやじの悪行をお許し下さるのですね、ずっとにらみ続けてて自分に気づきイカンイカン!と一緒に注文をした。無事?!に生ガキが運ばれてきた、レモンをギューと絞り、もうビール飲むしか無ーーーいと、カキ→ビール→フランスパン→ビール→カキ→ビール→フランスパン→ビール→カキ→ビール→フランスパン→ビール→カキ→ビール→フランスパン→ビール→。。。今日は雨でただでさえ寒い。。。もーーーー全部冷たい食事じゃないか!!!パリ最後の晩がこれはあまりだ(泣)でも、聖母は美味しそうに食べていた。よかった。でもやっぱり、僕にはまだこの美味しさ分かりません。
ささっと食べて、お会計をして。イライラおやじに『美味しかったよ!』と言うと「だろー!いい夜を!」とまぁ、答えたが。僕らは早く店を出たかったので、やったー解放されたーという晴れやかな気持ちでいっぱいだった。

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