バルセロナ最終日、朝早く起きて朝食を済ませロビーで絵はがきを書いた。
飛行機は昼過ぎだったので、再びゴシック地区に向かう事にした。途中郵便局に寄りはがきを出した。局員は親切で、オーハポン(日本人か!)と言って笑顔で受け取ってくれた。そして、カタルーニャ広場近くの百貨店に入り、オリーブオイルやバルサミコを買った。ひととおりまわり、カテドラルまで向かう。その周辺の陶器屋に行きたかったのだ。僕は、その路地の向かいにある、アンティークの古紙屋に入った。昔からあるような佇まいで、店先には、写真NGの貼り紙。店内は薄暗く、ほこりっぽい。古い本やら、古絵はがき、書類や、古切手が所狭しと並んでいた。僕は、古切手を物色していた。店の奥からいかにも頑固そうな主人がノコノコと現れ、しかし物腰はやわらかく、「いらっしゃい、何を探してるんだ?」と尋ねてきた。『古切手を見ている』と言うと、「オッケー」ごそごそと探しこれはどうだ!と見せて来た。『いや、こんなんじゃ無くて、僕はもっといっぱい欲しいんだ』というと、店主ニヤリっ店の奥に引っ込んで、何やら自信ありげにそれを見せてきた。古切手が大量に収集された台紙を見せてきた。おお!僕は目を輝かせた。裏も同じく大量の切手がある。切手はその国のその時の最高のデザインや技術を集約したものであると考える僕は、その小さなキャンバスに描かれる一つ一つを見て溜飲ものであった。店主が「これは全部バルセロナの古切手だ」『全部バルセロナの?』「そうだ」『じゃあ買う!』「これは良い買い物だ」『それは、僕が決める。しかしこれは欲しい』と言う訳で、購入した。レシートなど無いので、手書きで領収書を頂いた。店主は丁寧に包み良い旅をと手渡す。グラシアス、店を後にする。いやー清々しい気持ちだ。陶器屋で選んでいたミッチと合流した。自信満々でこんな良い物を買った!と見せびらかすと、なんぼしたん?。。。はあぁー、高ーー何に使うの?またそんな、無駄遣いして。けど、いいやん。貴方の刺激になるのなら!と女性は男の気持ちは分からないなあと思った。。そしてまた、男は反省を知らないなあと思った。良い買い物をした。僕が唯一自分のお土産として買った物だ。
チェックアウトの時間、飛行機の時間が迫ってきた、タクシーで急いでホテルに戻り荷物をまとめていたら、フロントからTELがかかってきた。出てみたら案の定「ペラペラペーラ、ペラペラ。。。ペラペラペーラ」『何言っとんのか全然分からへん。から今からそっち行くから!』と走ってフロントまで言った。フロントの女性は「?」の顔をしていた。『何でしょうか?』と言うと。「チェックアウトは12時なのに、今は、ほら12時半よ!貴方は手ぶらで何しにきたの?」そこで理解した『あーそう言う事ね!オッケーごめんなさい、すぐ荷物まとめてくるから待って』「ノープロブレム」と笑顔をくれた。急いで、荷物をまとめフロントに降りた。ホテルまではμの送迎車が来る予定だった。とても感じのいいおじさんだった、静かな音楽で、快適なドライブ。行きとは全然違う、ついウトウトとねむりについてしまった。

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